葬祭大手ベルコの「異様」な組織 副業時代のブラック企業戦略とは?
こんな記事を目にしたので冠婚葬祭互助会について少し・・・
よくお聞きするお話で
「私は〇〇互助会に30万円の満期を1口持っていて、さらに1口積立ています」
実はそれは積立ではありません。
30万円する葬儀商品を割賦で購入し1口支払いが済んで、もう1口は残金を支払い中ということなのです。
何を言っているのかわからない・・・
そう思われる方も少なくないでしょう。
まず前提として、もし積立なのであれば金融庁の管轄です。
しかし冠婚葬祭互助会は経済産業省の管轄なのです。
さらに割賦販売法という法の下に運営されている商品です。
どういうこと・・・? ですよね。
積立は銀行などの商品ですので説明は不要ですよね。
では互助会は
契約時に祭壇をはじめとする商品一式を決め、(多くは〇万円コースというようにプラン化されています)その商品の料金を分割で支払うというのが互助会です。ですので支払いの途中でご不幸があった場合は満期額の不足分を一括で支払わなければなりません。また、購入した商品を分割で支払っているので、環境の変化により簡素なお葬式に変更しても差額は戻りませんし、そもそも基本セットのみ購入しているので必ず追加が発生します。
契約時に、「お葬式が割安な金額でご利用いただけます」と積立てることによりお金が貯蓄され、その利息分やお得な割引が受けられると誤解を与え入会させる悪質な勧誘員の方もいるとお聞きします。あくまでも割賦販売なのです。
葬儀費用が劇的に変化していることと、長い期間の支払い中に環境の変化やや気持ちの変化が起きることを考えると、現代の葬儀費用の準備方法はシンプルに貯蓄かご利用時に分割でお支払いになるなど、その時々の状況に合わせられるような準備方法が望ましいのではないでしょうか?
10年後に乗る車を今買って分割で支払って、支払い終わった10年後に大幅な型遅れの車を乗り出す・・・そんなことをされる方はいないでしょう。
葬祭業は本当に変わるべき時期にきているのだと感じています。
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